台風に閉じ込められちまって、このまんまじゃ連休終わっちまうよ、ってんで友達としゃべれども しゃべれどもを見てきましただ。
無愛想な美人、関西弁をからかわれる小学生、無口な野球解説者と、まあ、いきなりキツイ 生徒達相手にすったもんだ、ああだこうだと不器用な彼らなりに自分の表し方を見つけていきます。 おらは落語にはちっとも詳しくねえけれど好きで、予告編からも伝わってきた下町の雰囲気も 好きで(こればっかりは地方モノには雰囲気を味わうことしかできねえもんですなあ)ぜひ見たかった映画ですだ。 出てくる人々がなんとも良いのですよ。八千草薫さんとか。 「着物が似合わねえ」と言われる今昔亭三つ葉(国分太一)ですが、いやいやどうしてなかなか似合っておりやすよ。あの、落語家さん特有の襟元がなんかゆるい感じが、彼のまだ一人前ではない頼りない雰囲気が出ていて良いですだ。 彼の粋なところは、下駄の音を必要以上に立てて歩かないところで(必要な音ってあるのかい)若いのにいささか融通が利かない風で、大きな瞳に表情をさっと表し、すぱっと言いたいことを言う姿がなんとも似合っております。 彼のキャラが落語の登場人物みてえですだなあ。 それにしても(素人がこんなこと言うのは失礼だけれど)伊東四朗さんも国分さんも落語がとってもお上手ですだ。予想はしていたけれど、やはりかなり練習されたそうで、それにしてもTOKIOの人たちってやたらと落語にご縁がありますねえ。 枝雀師匠の落語が出てくるのもファンとしてはとってもうれしいです。 「かもめ食堂」を見たあとはやたらとおにぎりが食べたくって仕方ありませんでした。 この映画を見たら、ほおずきを眺めて風鈴の音を楽しみながら夕涼みしたくなりますだよ。 浴衣、新調しようかねえ。
by rangerstrider
| 2007-07-16 19:51
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