虚虚実実のお話っていうのが大好きですだ。
実際に存在した人々が架空の人物たちと共にまことしやかに話を展開していく。 はらはらどきどき、ひやひやさせるものにこの手法がよく見受けられるように、おら思いますが、どうでしょうか? 先日、ひさしぶりに「恋に落ちたシェイクスピア」を見ましただ。 好きだなあ~この映画。虚虚実実具合が(ほとんど「虚虚虚実」のようなものだけど)良いですだ。 若い主人公2人をベテラン俳優陣が支えております。ジェフリー・ラッシュ、イメルダ・スタントン、映画「フルモンティ」で失業したことを奥さんに打ち明けきれずにいて苦悶していたおじさん(名前を調べろよ^_^;;) いつもの誠実な男性とは違い、金に卑しい貴族を演じるコリン・ファース! それから登場してくるだけで自然と頭を下げたくなるジュディ・デンチ。 この豪華な配役だけでも、劇中の芝居小屋にぎっしりと入り込んだ観客のひとりになった気分で映画を見ているのはおらだけでしょうか? 豪華ベテラン陣のせいなのか、彼の芸風なのか、シェイクスピア、やや気張りすぎのような気がしますが、その勢いがスランプのシェイクスピアを上手く表現しておるようで楽しいですだ。 当初は口から出まかせのコメディ「ロミオと海賊の娘エセル」がどたばたのウチに悲劇「ロミオとジュリエット」へ変化してく様を我々は見ていくわけですが、映画の最後の最後までシェイクスピア作品の「虚虚実実」話(正確には「虚虚虚」話)は続いていきますだ。 何度見ても楽しい映画ですだ。音楽も好きです。 それにしても、これ一作見ただけで2日も眼精疲労に悩まされてしまって情けないおらです。。。
by rangerstrider
| 2006-10-06 13:21
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