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ノスタルジックな週末

「フランバーズ屋敷の人々」というシリーズの小説が好きで、中学生のときから何度も読み返していますだ。


今から100年ほどまえのイギリス。
飛行機の揺籃期、古い価値観と新しい価値観との狭間で苦悩しながら成長してゆく若者達の物語。


特に第2作の「雲のはて」が好きなのも中学生のときから変らねえ。

なんだか、人間的な成長がねえ気もするけれど(笑)

学校の図書館で読み、卒業前に読み直し、卒業してからもやはり読みたいので購入して
手元にある本。

話の展開はもう充分知り尽くしているのに、何度読んでも同じところで失望し、希望にドキドキし、胸を締め付けられるのですだ。いまだに。

もうとっくに主人公たちの年は越えてしまっているのに。


作者のK・M・ペイトンの躍動感ある描写と主人公クリスチナの心の葛藤に引き寄せられるのです。

いまだに。

何度読んでも。

K・Mペイトンの作品はこれ以外にも日本に紹介されていて、やはりそれぞれ高い評価をうけておるようですだが、
おらは小説はこれ一作しかしらなくて、もう一作、レンタルビデオで見たのが
ライトハンドマン

日本語のタイトルが気に入らねえです。
Right Hand Manには「腹心」の意味があるそうですだ。
こちらもやはり、主人公の若者達が目の前に立ちはだかる問題を古い価値観などに囚われず、自分たちで解決しようとしていく話。

派手さはありませんが心に残る映画です。原作が読みたくなりますだ。
きっと馬車のレースのシーンなど躍動感あふれる描写になっているに違いねえ。
ルパート・エヴェレット、ヒューゴ・ウィーヴィング競演。もう20年近くも前の映画だから二人とも
若い!額も狭いし(苦笑)
フランバーズ屋敷のシリーズに負けず劣らずな若者を好演しております。

本もネットで購入するか、図書館で借りるか、映画のほうはレンタルビデオでのみ視聴可のようですだが、
突然ペイトンの作品の紹介なんかしちまったのは、週末、クリスマスなど全く関係なく
「フランバーズ屋敷の人々」のシリーズを読み返し、どっぷりその世界に浸っていたからなのですだ。

飛行機で英仏海峡横断したり、宙返りしたり、馬で柵を越えたり、

忙しかっただな。。。。。


気持ちだけ。
by rangerstrider | 2007-12-25 15:27 | 本のこと
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